|
蛍雪時代(けいせつじだい) |
|
勉強嫌いなエキモンに
和尚様は苦心します。
|
エキモン。
蛍雪(けいせつ)の功(こう)
ということわざがある。
|
ウッキキ。
なんすかそれ。
|
|
|
うむ。
昔の人は蛍(ほたる)の光や雪明かりで
読書に励(はげ)んだということじゃ。
|
えー? 蛍の光で?
それじゃあ きっと
ずいぶん目が悪くなったことでしょうね。
|
|
|
そうではない。
それほど一所懸命に勉強してこそ、
人生の一大事(いちだいじ)を
なしとげることが出来るということじゃ。
|
人生の一大事ですか・・・・・・・・・。
(ちょっとかっこいいなあ)
|
|
|
悟りの道は一日にしてならずじゃ。
日々の修行・勉学を重ねてこそ
身に付くものなのじゃ。
|
・・・・・・・・・分かりました 和尚様。
蛍雪ですね。
|
|
|
うむ。しっかり励みなさい。
|
その夜。。。。。 |
グーグー。すやすや。
蛍雪・けいせつ。かっこいい。
ムニャムニャ。
|
|
|
こらあ、エキモン。
蛍雪(けいせつ)の功(こう)は
どうしたんじゃ。
|
・・・・・・・・・? ああ和尚様。
分かってます。蛍雪でしょう。
オイラもはやくやりたいんですけど、
でも今日は、
雪が降りそうにありません。
|
|
|
・・・・・・・・・。
|
ウッキキ。。。。。 こら。またんかあ。。。。。 |
|
(夏には蛍狩りに行きたいなあ・・・・・・・・・ワン。)
|
わかったかなあ。。。。。 |
|
|