貧乏神(びんぼうがみ)4 光と闇 |
ラビット屋さんのお使いで
闇族の長老様の所へやってきた貧乏神。
しかし何時もの愚痴(ぐち)が始まって・・・・。
貧乏神です。
なかよくしましょうよう。
オイ 貧乏神。よ〜く聞け。 そもそも光族なんて連中は 我々闇族がいてこそ 存在出来るんだ。 それを何だ あの人を見下す様な態度 感謝のひとつも無い。 どいつもこいつも・・・・・。 |
はあ・・・・。 (また何時もの愚痴が始まちゃったよう・・・ これが長いんだなあ) |
ようやく解放された貧乏神は その帰り道 光族の長老様の所へ行きました |
これは貧乏神さん どうしました。 随分お疲れのご様子。 |
光族の長老様 聞いてくださいよう。。。 (貧乏神は闇族の長老の愚痴話を そのまま繰り返しました) |
貧乏神よ よ〜く聞きなさい それはある意味正しいのです。 |
ええ? それじゃあ お互い様ですか。。。 何だか虚しいですね。。。 |
ただ違うところが一つあります。 闇は光の有る・無しを恐れます。 しかし 光は闇の有る・無しを恐れません。 |
何処でサボっていたんだビー! |
・・・あ、ラビット屋さん。 ちょっと。 |
何がちょっとだ。 ちょっと目を離せばすぐこれだ。 オイ 貧乏神よ〜く聞け。 そもそもお前がここにいられるのも 私がいるからこそラビ。 それを何だその態度・・・・ 感謝のひとつも無い・・・・ |
・・・はあ。 (わたしはあなたが居ても居なくても構わないのですが・・・) |
あなたが居るから 私が居る。。。。。独りじゃ淋しいよね |