神密マンダラ



 密教の金剛界(こんごうかい)・胎蔵界(たいぞうかい)マンダラ。
チベットの砂マンダラ。
神道の言魂(ことだま)・参詣(さんけい)マンダラ。
占星術の星マンダラ……。
この世に伝え残る数限りないマンダラと、
そこに施されたさまざまな肖像/象徴/象形/彩色には、
当然意味がある。

 修養過程の補佐的なヨリシロとして、
マンダラの中心に修養者をみちびくという、
重要な役目をになっている。
 マンダラを活用した修養法では、
中心こそが法城の場なのであるから。

 ところがマンダラの本義というものは、
実は表層上の中心にあるのではない。
 いや、中心にいたるだけではマンダラの本義を発揮することはできない。

 マンダラの本義。
それは修養者自身が、
中心のさらに奥にある本眼を開眼させ、実質化させる

ことで初めて発揮される。

 つまり、マンダラを修行対象とするのではなく、
修養者がマンダラと一体となり、
みずから中心を開眼させることで、
表層上には決して描くことのできない本質を観得するのである。


ここに掲げる神密マンダラは、

神という実質=無形としての大円を背景に、
陰陽界の中で、
有形としての大日如来=○

魔王尊(サナート・クマラ)=△が、
神天地の三河(八百万神の神随)でむすばれ、
本眼をともなって開眼したものである。





神密マンダラとは
神霊(神という実質に適う霊)方々の、
神氣開眼であり、
神という実質の神随そのものである。

神密マンダラとは、
神霊(神という実質に適う霊)方々の、
神氣周密であり
神という実質の神妙そのものである。






神密マンダラの顕現過程、および活用方法については
「天河流動縁起」を参照。


神密マンダラ



















































新世紀瞑想



新世紀瞑想

神密修養法五箇条

@神密丹の充足による、生命観自在。

Aクンダリニーの上昇による、感覚観自在。

B日光ムドラーによる、肉体の活性。

C月光ムドラーによる、精神の安定。

D神(神密マンダラ)へのバクティによる、こころの純化。

以上の五箇条をそなえた修養は

肉体を浄(じょう)と化(か)す。
心を醒(しょう)と寡(か)す。
魂を昇(しょう)と華(か)す。



神密丹の充足による、生命観自在
修養法 神密丹とは、神密マンダラを活用して集められた神氣が、丹田にて実質化したものである。
神密マンダラを観想しながら行うが、入門者は「脚禅のススメ」を参考に実践するとよい。
効果 肉体疲労が解消される。
肉体的エネルギーで、精神的ストレスをカバーすることができる。
注意 気功などを習い始め、肉体的な[気]のみが先行して強くなった人にありがちなことだが、心気と体気が一如であることを忘れ、精神的なストレスを無分別に発散してしまうことがある。
これは肉体的暴力以上に人を傷つける場合があるので注意すること。





クンダリニーの上昇による、感覚観自在
修養法 クンダリニーの上昇とは、生命エネルギーが尾てい骨から背骨の真ん中をとおって頭頂(百会)に抜ける状態をいう。
実質化した神密丹で背骨の中をクリーンにすることで、自然に上昇するように修練する。
神密丹の充足が先決であるため、ここでは詳しくしない。
効果 喜こび。怒り。哀しみ。楽しみ。などの感情に自分自身が引きずられなくなる。
加減乗除的に、コントロール可能になる。
注意 喜こび。怒り。哀しみ。楽しみ。などの感情が消えて無くなるのではない。
必ず背骨の真ん中であげるよう意識すること左右にずれると頭頂(百会)から抜けず、頭中に滞って重度の弊害が生じる。





日光ムドラーによる、肉体の活性
修養法 @太陽に向かい、手のひらを腹部(ヘソ下)に重ねあてる(左手下、右手上)。

A舌を筒状に丸める。
*正面から見ると舌がUの字になる。

B太陽光の活発なエネルギーを口からゆっくり吸い込む(口は大きく開けない)。

C吸い込んだ息を、手のひらが触れる腹部(下丹田、ヘソ下9cm、奥3cmあたり)にゆったりと収める。
*ゴクリと息を飲み込むと同時に収める。

D足の裏に向かって、口からゆっくり息を吐き出す。
効果 太陽光エネルギーを体内に取り込むことによって、肉体を細胞レベルから活性化することができる。
注意 早朝以外の太陽は直視しないこと。
日中の太陽は眉間(上丹)迎えるか、木漏れ日の下で迎える。
日光ムドラーは基本的に早朝行うが、体力・気力を補う場合は日中ならいつ行ってもよい。





月光ムドラーによる、精神の安定
修養法 @月に向かい、手のひらを胸に重ねあてる(左手下、右手上)。

A舌を筒状に丸める。
*正面から見ると舌がUの字になる。


B月の光の静かなエネルギーを口からゆっくり吸い込む(口は大きく開けない)。

C吸い込んだ息を、手のひらが触れる胸部(中丹田、鳩尾(みぞおち)上6cm、奥3cmあたり)にゆったりと収める。
*ゴクリと息を飲み込むと同時に収める

D足の裏に向かって、口からゆっくり息を吐き出す
効果 月光エネルギーを胸中(こころの体感点)に取り込むことによって、精神を浄め落ち着かせることができる。
注意 月光ムドラーは基本的に満月をもって行う。
満月以外の月光ムドラーは、精神の安定とは別の意味を持つ。





神(神密マンダラ)へのバクティによる、こころの純化
修養法 神密マンダラを活用したこころの純化は、「天河流動縁起」を参照。
効果 素(ス)の状態に戻る。
過去・現在・未来を問わず、あらゆる因縁に凝り固まった心身を解放することができる。
注意 因縁からの解放は、因縁を眩ますものではない。


キャクゼン....   ...............
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大樹は道を枉(ま)げず
道は大樹を損(そこ)なわず

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