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仙界ないしょ話 |
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おじいさんとおばあさんは
いつか仙界に登ろうと約束していました。
オージーでございます。 |
オーバーでございます。 |
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おばあさん
子供たちもみな独立して
ワシらの役目はもう終わった。
かねてからの約束通り
そろそろ仙界に登ろうと思うんじゃが
いかがなものかのお?
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そうですねぇ おじいさん。
わたしたちの役目も終わりました。
そろそろ仙界に登るのも
いいかもしれませんねえ。
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よしよし
それじゃあワシが
ちょっと先に行って様子を見てこよう。
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おじいさんはそう言うと、
仙界に通じた山道を
一人登って行きました・・・・・・・・・。 |
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ただいま・・・・・・・・・。
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もう帰って来たんですか。
随分早いですねぇ。
それで仙界の様子はどうでした?
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どうもこうもあるものか。
おばあさん。
仙界に登るのはやめた方がいい。
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それはまたどうしてです?
あんなに楽しみにしていたのに。
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仙人ともなれば
すでに千歳を超えた方ばかりじゃからな。
わしなどこの年で
「坊や。どこから来たの?」
なんてすっかり子供あつかい。
調子がくるってしかたない。
おばあさんだってその年で
「おじょうちゃん」
などと言われたら気色が悪かろう。
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・・・・・・・・・。
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おい、おばあさんどこへ行く?
そっちは仙界だぞ。
お〜い。どうしたって言うんじゃあー。
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せっせ、せっせ。。。。。 |
おじいさん。お達者でぇ〜。
わたしはもう一度
おじょうさんと呼ばれてみた〜い。
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・・・・・・・・・。
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わかったかなあ。。。。。 |
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