|
天界の使い(てんかいのつかい)
|
|
天界の祭事を司(つかさど)る僧侶を探しに
愛の天使さんが降りてきました。
愛の天使です。
LOVE & PEACE。
|
これは愛の天使さんお久しぶり。
こんな下界に何のようです?
|
あら貧乏神さん。
じつは天界の祭事を司る
徳の高い和尚様を探しにまいりましたの。
|
|
|
徳の高い和尚様ねえ。
この国にもまあ
僧侶の頭数はそろっているが・・・・・・・・・。
|
彼岸に渡してもらえなかった亡霊が
門前に恨めしげに立っていなければ
名僧の証(あかし)であると
教えられたのですが・・・・・・・・・。
どの門前も亡者の人だかり。
たった独り見つけた和尚様も
今はお弟子さんを連れて
遠出なされていました。
|
|
|
・・・・・・・・・。
|
ただ隣国に
たった一人しか亡霊のいない
お寺があると聞きましたので
いまからそちらに行って見よう思います。
|
|
|
隣国の?
ああ。あの綺麗な寺のことかね?
|
はい。
|
|
|
あそこの和尚は
昨日来たばかりだよ・・・・・・・・・。
|
・・・・・・・・・。
|
|
もう言葉もありません。。。。。 |
|
|