宝鳳(ほうほう)法師がご案内します。ホウ。
無門関・第28則(2)
徳山点心
(とくさんのてんしん)
*教えの外に別に伝える*
などと唱える禅宗など
滅ぼしてやろうと、
南方にやってきた徳山が、
道ばたの茶屋で
点心
(軽食)を摂ろうとした。
すると店の老婆が、
「お坊様の引いている車の中の書物は
いったい何ですか?」
と聞くので、
「これは金剛経の注釈書だ」
と答えた。
すると老婆が聞いた。
「そのお経の中に、
過去心不可得・
現在心不可得・
未来心不可得・
とあるはずですが、お坊さんはいったい
どの心に
”点心”
しようとなさるのかね?」
徳山はこの一問で
グッと詰まってしまった。
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過去心不可得・現在心不可得・未来心不可得
、いったいどの心に”
点心
”しようとなさるのかね?
。。。。。ホウ。
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