和尚様が・・・ 和尚様が・・・・・・・・・。 ドラゴン仙人でありゅう。 エキモン。 ワシとフモンは５日ほど旅に出るが、 もし誰かたずねてきたら 「ちょっと遠方に用事がありまして 留守にしております。 どうぞお入りになって、 粗茶でも召し上がってください」 と言うのじゃぞ。 いいなあ旅行かあ。 オイラも行きたいなあ。 遊びで行くのではない。 しかしお前のことじゃ。 すぐに忘れてしまうに違いない。 だからこの紙に書いておいた。 ちゃんとポケットに入れておくのじゃぞ。 ではフモン、参ろう。 行ってらっしゃあい。 お土産忘れないでね。 二人が旅に出て３日がたちましたが、 尋ねてくる人はいませんでした。 そこでエキモンは もう誰も来ないだろうと、 その紙を落ち葉と一緒に 焼いてしまいました。 ところが　その次の日 もしもし小僧さん 和尚様はおられるかな。 え？　あ・・・・・・・・・。 エキモンは急いでポケットを探りましたが、 当然紙はありません。 ウッキキ〜〜〜。 なくなりました。 なに？ いつのことです？ ゆうべ焼きました・・・・・・・・・。 ウッキキ。。。。。　　　こら。またんかあ。。。。。 わかったかなあ。。。。。