宝鳳(ほうほう)法師がご案内します。ホウ。





無門関・第25則
三座説法
(さんぞのせっぽう)



仰山(ぎょうざん)和尚は
夢の中で兜卒天(とそつてん)の
弥勒菩薩のところに昇ると、
第三座に坐らされた。

すると一人の高僧が出てきて、
槌(つい)を打って告げた。
「本日の説法は第三座の番に当たっている」

仰山はたって行って槌を鳴らして言った。
「大乗の仏法は
一切の言語を超えております。
よく聴かれよ」




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。。。。。ホウ。



無門曰く、
「さて仰山和尚はいったい
説法したのか? しなかったのか?

口を開いては間違いになるし、
黙っていては説法にならない。

かといって口を開かず閉じずでは、
仏法から遠く離れてしまう」



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